北海道青少年のための200冊
平成19年度新たに選定された57冊の紹介 |
幼 児 の 部 |
| とうさんはタツノオトシゴ |
エリック・カール |
偕成社 |
1,575 |
| 動物は、大抵の場合おかあさんが子育てをするものというイメージがありますが、おとうさんが子育てに積極的に参加する魚がいます。タツノオトシゴはおなかのポケットで卵を大事に育てます。海の中のおとうさんたちの子育てが生き生きと描かれている一冊です。 |
| ぼく、ふゆのきらきらをみつけたよ |
ジョナサン・エメット (作)
ヴァネッサ・ギャバン(絵) |
徳間書店 |
1,575 |
| モグラはある日森の中できらきら光るものを見つけます。うれしくて大事にかかえ家に持って帰ろうとしますが、次第に消えてなくなってしまいました。きらきら光る魔法の宝物はいったいなんだったんでしょうか。いっしょに喜びを分かち合える温かい絵本です。 |
| どうぶつとあっぷっぷ! |
白田 久美(文)
福田 豊文(写) |
学習研究社 |
1,050 |
| ライオンのあくび、かばの大きな口、さるの真っ赤な顔…。子どもたちに親しみ深い動物たちの姿を写真でとらえ、紹介しています。ユーモラスな動物たちの姿にきっと興味をひかれることでしょう。いろいろな姿を楽しみながら、関心を高めてくれる一冊です。 |
| あっあっあっ、みーつけた! |
徳永 満理(文)
垂石 眞子(絵) |
童心社 |
840 |
| 「あっあっあっ」という指さしは赤ちゃんのことば。やっと歩けるようになっていろいろなものに興味が出始める赤ちゃんの姿を、温かい絵と文でつづっています。そばにいる大人が何度もくりかえし読んであげるのにふさわしい、優しい雰囲気の赤ちゃん絵本です。 |
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小 学 校 1 年 生 の 部 |
| メダカのえんそく |
阿部 夏丸(作)
村上 康成(絵) |
講談社 |
1,155 |
| 今日は待ちにまった遠足です。ドーナツ池のメダカたちはみんな一列になって遠足に出かけました。ところがドーナツ池は前日の雨で形が変わっていて、迷子になってしまいます。メダカたちといっしょに、どきどきわくわく大冒険です。引き込まれる一冊です。 |
| さよならチワオ |
なりゆき わかこ(作)
津金 愛子(絵) |
ポプラ社 |
1,260 |
| ぼくが生まれた時から兄弟のようになかよくしていた犬のチワオは、ぼくが成長するとともに次第に年老いていきました。そのチワオを家族みんなで介護をしますが、とうとうその日がやってきてしまいました・・・。いのちの尊さを伝えてくれる感動の一冊です。 |
| びくびくビリー |
アンソニー・ブラウン |
評論社 |
1,365 |
| ビリーは夜になると、ぼうし、くつ、雲、巨大な鳥など、いろいろなことが頭に浮かんできてしまいます。そんなビリーの心配を引き受けてくれる「しんぱいひきうけにんぎょう」は、びくびくビリーを安心させてくれるでしょうか。子どもたちの共感をよびます。 |
| らっこのうみ |
手島 圭一郎 |
リブリオ出版 |
1,785 |
| 北の海でらっこのこどもは、おかあさんに守られて暮らしています。あるとき、獲物を探してやってきたシャチの群におそわれ、おかあさんがいなくなってしまいました。北の自然の中で、たくましく生きるラッコの姿を力強く描いたおなじみ手島さんの作品です。 |
| ひゅるりとかぜがふくおかで |
ふくだ としお |
新風舎 |
1,470 |
| げつようび ひゅるりとかぜがふくおかで すとんと きから みがおちた・・・そのみは虫にたべられて、虫はさかなにたべられる・・・。時には残酷と思われることも、自然界ではひとつひとつがつながっていること。命についてあらためて気づくことでしょう。 |
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小 学 校 2 年 生 の 部 |
| ピリカ、おかあさんへの旅 |
越智 典子(文)
沢田 としき(絵) |
福音館書店 |
1,785 |
| なつかしい川にかえってきたさけのピリカは、生まれた場所を探し求めて川を少しずつさかのぼっていきます。次第にからだがぼろぼろになりながらも、命を伝える場所を探し求めていきました。豊かな北海道に生きるさけの生態がわかりやすく紹介されています。 |
| おかあさん、げんきですか。 |
後藤 竜二(作)
武田 美穂(絵) |
ポプラ社 |
1,155 |
| 母の日なのでぼくはおかあさんに手紙を書くことにしました。ちょっと恥ずかしいから言いたいことを書くことにしました。元気に働くおかあさんと、それを応援するぼくの心のつながりを生き生きと描いている作品です。おかあさんがもっとすきになるでしょう。 |
| いればのパッコン ぜったい ぜつめい! |
松田 もとこ |
文溪堂 |
1,260 |
| しゅうくんの家族は、がんで入院していたおじいちゃんの終末を看取ることになりました。おじいちゃんと関わるしゅうくんや家族、在宅医の姿を通して、命とは何かを一緒に考えていく本です。ユーモアの中にも優しさ、あたたかさがあふれるおすすめの一冊です。 |
| はっぱらっぱのお月さま |
長崎 夏海 |
ポプラ社 |
945 |
| クラスが同じミナモとキースケは、放課後もいつもいっしょです。お母さんたちが働いている2人は支え合って自分たちの世界を楽しんでいます。現実の生活の中で、たくましく生きる力を身につけていく2人の姿がとても輝いています。元気が出てくる本です。 |
| 風にふかれて |
今江 祥智(作)
長 新太(絵) |
BL出版株式会社 |
1,575 |
| アフリカの森で生まれたゾウのあかんぼう。大きく強く育つようにバオバブという名前をつけました。ところが次の朝、父さんよりも大きくなっていたバオバブ。日に日に育ってビルディングほどになってしまいました。おなじみ長新太さんの絵にひきつけられます。 |
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小 学 校 3 年 生 の 部 |
| みんなのきもち |
村上 しいこ(作)
西村 繁 男(絵) |
学習研究社 |
1,260 |
| はちろうのクラスでは毎日一人づつ「自分以外のものの気持ちになって考えてみましょう。」という発表をする。はちろうにはこれがなかなか難しい…。相手の気持ちになってみることでみえてくる大切なことを、楽しく自然に納得できる内容で教えてくれる1冊。 |
| ねたふり |
小泉 るみ子 |
ポプラ社 |
1,260 |
| 北海道の野菜農家が舞台。夏は野菜の収穫期。夏休でも農家の子どもたちは畑仕事の手伝いの毎日が続く。ある日少女はさぼってしまった。しーんとした家の中。働く家族の声。自由だけど一人ぼっち…。少女の気持ちや農家の風景がよく描かれている絵本。 |
| あかいセミ |
福田 岩緒 |
文研出版 |
1,260 |
| いつも行く店で消しゴムを盗んでしまった。何をしていても消しゴムが気になってしかたがない。返したいけど怖くて恥ずかしくて返せない…。やっとお母さんに打ち明けてお店に謝りに行くまでの心の動きが痛いほど伝わってくる。最後は読者も「良かった!」と。 |
| りんごあげるね |
さえぐさ ひろこ |
童心社 |
1,050 |
| 可愛がっていたインコが死んだ。川原に埋めてあげたらカラスが食べてしまった。なのに、ようすけ君は「そのカラス、元気でいてほしいよね」って。なぜ?でも私が投げた石が本当にカラスに当たってしまったとき思ったのは…。身近な死から命を考えさせる1冊。 |
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小 学 校 4 年 生 の 部 |
| (内田麟太郎詩集)きんじょのきんぎょ |
内田 麟太郎(作)
長野 ヒデ子(絵) |
理論社 |
1,470 |
| 「冬の校庭」という詩には数字の「8」がズラーッと並んでいます。これは何?それは「雪だるまの朝礼」なのでした。言葉の世界にたっぷり浸かって言葉遊びの楽しさと、発想のおもしろさを味わえる一冊。詩にピッタリの絵も楽しめます。 |
| 聴導犬ロッキー |
桑原 崇寿 |
ハート出版 |
1,260 |
| 聴導犬は耳の聞こえない人の生活を助けます。昭和57年、日本にまだいなかった聴導犬を作る訓練が始まりました。人に音を知らせる事は犬の本能にはない事。どうやって音を人に伝えるのか。初の聴導犬育成に挑んだ訓練士藤井さんとロッキー号の姿を描いた物語。 |
| 絵くんとことばくん |
天野 祐 吉(作)
大槻 あかね(絵) |
福音館書店 |
1,365 |
| ぼくは4年生なのにおこづかいは500円。もっと増やしてとお母さんに言いたいけれど、口ではかなわないのでポスターを作って訴えることに…。絵とキャッチコピーがどんどん変わり、表現の面白さやいくつものアイデアに気づかされる楽しい絵本。 |
| ペカンペと森のカムイたち |
はたさ みつる(作)
川瀬 聖 香(絵) |
新風舎 |
1,470 |
| 「ペカンぺ」は湖などの水面に浮かぶ菱の実。かたいトゲがあるので魚や馬に邪魔にされるペカンぺ。新しいすみかを探して旅に出ました。雄大な自然を舞台に苦難を乗り越えていくペカンぺの姿を描く、アイヌの人たちの伝承から生まれた冒険の物語。 |
| いのちのえんぴつ |
豊島 加純(詩・絵)
こやま 峰子(文)
マイケル・グレイニエツ(文) |
教育画劇 |
1,575 |
| 北の大地に生まれた女の子。しかし、10才で脳腫瘍が発病します。車イスで学校に通い、できる事を精いっぱいする中で感じた事を色鉛筆で詩や絵にかきました。生きる事への思い、まわりの人たちへの優しい気持ちが素直につづられています。 |
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小 学 校 5 年 生 の 部 |
| どうぶつさいばん タンチョウは悪代官か? |
竹田津 実(作)
あべ 弘士(絵) |
偕成社 |
1,470 |
| 北海道の湿原に住む動物が集まって、動物裁判が開かれた。訴えられたのは、タンチョウ。ヤチウグイを食べつくす悪代官だという。オジロワシ、キタサンショウウオ、そして、炭焼きの老人が証人によばれた。自然と人間とのかかわり方について考えさせられる作品である。 |
| アイヌの少年 イキツカ |
相川 公司 |
新風舎 |
1,470 |
| 和人が武力を背景にアイヌの漁場かせぎを強制した時代があった。家族や村人達といっしょに石狩川河口の漁場につれてこられたイキツカは、たった1人で山に逃げる決意をした。タシロ(山刀)一丁で森へ入ったイキツカを助けたのは、父母から教えられたことだった。 |
| いわたくんちのおばあちゃん |
天 野 夏美(作)
はまの ゆか(絵) |
主婦の友社 |
1,575 |
| いわたくんのおばあちゃんはカメラを向けられると「いやーよ」と言う。おばあちゃんが高校生だった昭和二十年八月、6人家族で写真をとった。そのすぐ後に原爆が投下され、おばあちゃんだけが残されたのだった。ぼくは思う。ぼく、おとなになっても戦争せんよ。 |
| 風にみた夢 ー11歳、ヒマラヤへの旅ー |
大塚 篤子 |
ポプラ社 |
1,365 |
| 太郎は父を知らない。太郎の父は十年前にヒマラヤのR峰で遭難し、そこで眠っている。5年生になった太郎は、祖父といっしょにネパールへ向かった。ヒマラヤへ行き、父の最後を知っているシェルパのパサンと会うために。そこで太郎が出会ったものは・・・。 |
| ピトゥスの動物園 |
サバスティア・スリバス |
あすなろ書房 |
1,365 |
| スペインのバルセロナ。その町に、なかよし6人組の男の子達がいた。その1人、ピトゥスが病気になってしまった。難病で、なおすのには、たくさんのお金がかかる。下町の人達が協力しあって集めるが、まだ足りない。そこで5人が考えたのはなんと動物園作り。 |
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小 学 校 6 年 生 の 部 |
あなたの声がききたい
聴覚障害の両親に育てられて |
岸川 悦子 |
佼成出版社 |
1,575 |
| 聴覚障害を持つ両親のもとに生まれた加奈子。成長するにつれ、周りの差別に傷つき、気持ちが伝えられないもどかしさにいらだち悩むこともあったが、両親の愛情に支えられ、両親の気持ちを理解するようになる。加奈子は人の役に立つことを願い、看護師になった。 |
| 森のいのち |
小寺 卓矢 |
アリス館 |
1,470 |
| 北海道の阿寒や東大雪の森で撮影された写真がすばらしい作品。シカやリス、エゾマツやカツラの木。そして倒木に生えたキノコや、エゾマツの芽。いくつもの命が森という大きな命をつないでゆく。静かな語りと思わず見入ってしまう写真で、北海道の自然を描く。 |
| お手紙レッスン |
サリー・グリンドリー |
あすなろ書房 |
1,365 |
| 1通のファンレターをきっかけに、物語好きの少年マックスと、人気児童文学作家D・J・ルーカスとの文通が始まった。2人の手紙のやりとりだけで構成された物語。作品の表紙や扉にある作者名D・J・ルーカスは、作品の中の登場人物。架空の作者紹介もある。 |
| ツー・ステップス! |
梨屋 アリエ |
岩崎書店 |
1,260 |
| いつも人の目を気にして、失敗しないように、人と違わないよう気を使っている。なかよしグループの友達がいる。なかよしだから、おそろいのものを持たなくちゃと思っている。どの色を選ぶか、友達の気持ちを考えながら…。自分の本当の気持ちはどうなのか…。 |
| きりん ゆらゆら |
吉田 道子 |
くもん出版 |
1,155 |
| 転校ばかりの荒太は、友達作りに積極的になれない。浅くさわやかに…そんなつきあい方だ。5年生になって転校したクラスで、ふしぎな少年、クワガタ君と出会う。以前は活発だったが、今はほとんどしゃべらない。そんなクワガタ君が気になってしょうがない荒太。 |
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中 学 生 の 部 |
| レネット 金色の林檎 |
名木田 恵子 |
金の星社 |
1,260 |
| 兄が事故で死んでから気持ちがすれ違う海歌の家族は、チェルノブイリ原発事故の被災者の子どもを預かる。両親に笑顔は戻るが、海歌は居場所を失ったような気がする。彼が帰国してすぐ、母は海歌を連れて家を出る。九年ぶりに余市に戻った海歌が知ったことは。 |
ばあちゃんの笑顔をわすれない 介護を仕事にえらんだ青年 |
今西 乃子(著)
浜田 一男(写真) |
岩崎書店 |
1,260 |
| デイサービスや老人ホームで働く介護福祉士の目を通して、年を取ること、認知症になったお年寄りを抱える家族の姿を語っている。少しでも快適に過ごせるよう工夫をする介護士の努力もよくわかる。全ての人が迎える「老い」と真摯に向き合ったノンフィクション。 |
| イサナと不知火のきみ |
たつみや章 |
講談社 |
1,680 |
| 霊力を持つ海の民の娘イサナと父を海で亡くしたモリ撃ちの名手クレは、不知火の海を支配する龍一族の最後の生き残りヒコナと出会い、龍一族の争いに巻き込まれる。鉄器が伝播し始めた時代を舞台にした海洋冒険ファンタジー第一作目。 |
| 八月の髪かざりね |
那須 正幹(作)
片岡 まみこ(絵) |
佼成出版社 |
1,470 |
| 広島市に住んでいる久江さんは、子どもの頃に姉を亡くしている。姉の死の直前、姉が大切にしている髪かざりを「姉が戦死したらもらうという約束」をしたことを後悔しながら生きてきた。太平洋戦争末期の家族の姿と、原爆被災の酷さが静かに語られている。 |
スーパーパティシエ物語
ケーキ職人・辻口博啓の生き方 |
輔 老心 |
岩崎書店 |
1,260 |
| 東京・自由が丘「モンサンクレール」のオーナーシェフで、有名なパティシエ辻口博啓の少年時代と東京・フランスでの修行時代が中心に書かれている。家族への思いと、自分の腕前に慢心せず常に前を向いて進む辻口氏の姿が、文中から伝わってくる。 |
| トモ、ぼくは元気です |
香坂 直 |
講談社 |
1,365 |
| 中学受験を控えた和樹には、障害を抱える兄のトモがいる。兄に対する今までの気持ちが爆発し家で暴れた和樹は、夏休みの間、父方の祖父母が住む浪速の商店街で過ごすことになる。様々な人たちと関わりながら、和樹は自分自身をじっくりと見つめていく。 |
動物と向きあって生きる
旭山動物園獣医・坂東 元 |
坂東 元 |
角川学芸出版 |
1,470 |
| 生き物好きだった子ども時代、獣医になるために勉強した大学時代を経て、旭山動物園の獣医になった著者。そこで出会った動物たちとの思い出や、旭山動物園存続の危機とそれを乗り越えるために職員全員が努力したこと、最近の様子などが語られている。 |
| 本朝奇談(にほんふしぎばなし)天狗童子 |
佐藤 さとる |
あかね書房 |
1,680 |
| 笛の名人で山の中に一人で暮らす与平のところに、ある夜カラス天狗と大天狗が訪れた。与平に笛を教わるためにカラス簑を脱いだカラス天狗は、人間の少年「九郎丸」として笛を習いながら過ごすが、やがて自分の本当の姿を知る。戦国時代を舞台にした物語。 |
愛をみつけたうさぎ
エドワード・テュレインの奇跡の旅 |
ケイト・ディカミロ(作)
パグラム・イバトーリーン(絵) |
ポプラ社 |
1,470 |
| 持ち主の女の子に愛されていても、自分は誰も愛していない陶器のうさぎエドワード。船の上から海に落ち、自分のことを想ってくれるいろいろな人の手から手へと渡るうちに、うさぎの心が変わっていく。最後に手にした人は・・・。「愛」についての寓話的な物語。 |
オホーツクの十二か月
森の獣医のナチュラリスト日記 |
竹田津 実 |
福音館書店 |
2,310 |
| 北海道東部の自然を見続けた竹田津実さんが語る、オホーツクの一年間。4月から始まり、自然と人々の暮らしが竹田津実さんの仕事と関わりながら時に美しく、時にユーモラスに書かれている。厳しくも美しい自然と「患者たち」の写真が数多く載っている。 |
| フラッシュ |
カール・ハイアセン |
理論社 |
1,449 |
| フロリダのきれいな海に垂れ流される汚水。それを阻止すべくとんでもない行動に出る父に最初はふりまわされつつも、一緒になって闘う家族たち。「環境問題」を、軽快なやりとりや「いかにもアメリカ」というコミカルな描写に包んだスピーディな展開の物語。 |
| 私が売られた日 |
ジュリアス・レスター |
あすなろ書房 |
1,365 |
| 1859年3月、アメリカ南東部・ジョージア州サバナで史上最大の奴隷市が開催された。家族がばらばらになってしまう奴隷たちの心情、単なる物のように売り買いされる現実が、登場人物たちのセリフによって語られていく。わずか150年前の出来事に衝撃を受ける。 |
| 水曜日のうそ |
クリスチャン・グルニエ |
講談社 |
1,470 |
| 父の仕事の都合で引っ越しをすることになったイザベルの一家は、水曜日の正午、何事もなかったかのように祖父を今までの家に迎いれる。お互いのことを思いやりながらどこかすれ違っていた祖父と父。祖父が亡くなって初めて父は祖父の気持ちを理解する。 |
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高校生・勤労青少年の本 |
| 自由訳 イマジン |
ジョン・レノン&オノ・ヨーコ |
朝日新聞社 |
1,050 |
| ジョン・レノンの名曲「イマジン」が新たに美しい日本語の詩となりました。さらに詩と写真がみごとなまでにコラボレイトされ、より広く深い世界へ誘う作品となっています。家族を思い、友を思い、見知らぬ地球の仲間へ思いをよせることでしょう。 |
| 風が強く吹いている |
三浦 しをん |
新潮社 |
1,890 |
| 走ることだけを考えていた孤独な少年は、大学で出会った仲間と箱根駅伝に挑戦する。個性的な仲間たちとともに練習し、生活をするなかで、走ることの本当の楽しさ、友情の大切さを知ることになるのです。読むことで走ることの爽快さを感じることができる作品です。 |
| 本を読むわたし My Book Report |
華恵 |
筑摩書房 |
1,050 |
| はじめて買ってもらった絵本、ひとりで読んだ本、4歳から14歳まで出会った本を手がかりにその時々の自分を振り返り綴っていく、みずみずしいエッセイ集。いつも、寄り添うように本が傍らにあり、思い出や大切な人たちの表情が重ねて描かれている。 |
| 図書館戦争 |
有川 浩 |
メディアワークス |
1,680 |
| 公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる「メディア良化法」が成立した日本。しかし、図書館は独自の武装集団を持ち、市民の読む自由、知る自由を守るために戦っていた。実際に図書館が求め、守ろうとしていることを知ることができる物語にもなっています。 |
| ミーナの行進 |
小川 洋子 |
中央公論新社 |
1,680 |
| 13歳の朋子がハンサムで大金持ちの叔父の邸宅で、体は弱いけれど感性豊かで自分の世界を持つ従妹のミーナと過ごす日々を描いた物語。「マッチ箱」の秘密や図書館司書の「とっくりさん」との出会い。さまざまな本と出会えることの幸せを感じさせてくれる。 |
| 温室ディズ |
瀬尾 まいこ |
角川書店 |
1,365 |
| “ほら、先生たちよく言うじゃん。社会に出たら、もっと厳しいんだぞ。中学校生活なんてぬるま湯だって、温室みたいなもんだって”。だが、みちると優子が通う中学校はいじめや暴力でクラスは崩壊。ふたりはそれぞれのやり方で学校を元の姿に戻そうとする。 |
| 日本という国 |
小熊 英二 |
理論社 |
1,260 |
| 今の「日本という国」が形作られた過程を、「大日本帝国」が誕生した明治時代と第二次世界大戦後の日本という2つの時代に焦点をあててアプローチしていく。「日本という国」を改めて知りこれからの日本がどのように進むべきかを考えるきっかけになる良書。 |
| 青春の傷痕 |
三浦 光世 |
いのちのことば社 |
1,365 |
| 作家・三浦綾子の執筆活動を長年支え続けた夫・光世氏の反骨精神に溢れた青春を綴った自伝。青春の痛々しいまでの悩み苦しみを乗り越えていく姿にすがすがしさを覚える作品です。綾子と出会うまでの心にしみる青春物語です。 |
| 凍れるいのち |
川嶋 康男 |
柏艪舎 |
1,680 |
| 大学山岳部の11名は、冬山合宿で大雪山縦走を目指した。しかし、遭難のため帰還できたのはリーダー1名のみであった。そのたったひとりの生還者が45年の沈黙を破り、遭難の全貌を語り、その後の人生を綴ったドキュメンタリーである。 |
| 戦う動物園 旭山動物園と到津の森公園の物語 |
小菅正夫・岩野俊郎(著)
島泰三(編) |
中央公論新社 |
840 |
| 全国的に有名となった旭山動物園の小菅園長と北九州市の到津の森公園の岩野園長は30年来の親友でもあり、どちらもそれぞれの動物園のどん底期を経験し、再生を果たした。苦しい時だからこそ本当の動物園のあり方を問い直したリーダーの姿に感動を覚える一冊である。 |
| ブラバン |
津原 泰水 |
バジリコ |
1,680 |
| 高校時代のブラスバンド部の仲間が、四半世紀の時を超え、バンドの再結成に奔走する物語。当時の仲間の結婚式での演奏を頼まれ、再結成に向けてかつてのバンドメンバーを訪ねるうちそれぞれの人生の苦い現実と直面する。はたして再結成は実現するのか。 |
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