10月27日から「こども読書週間」
〜標語は『気がつけば、もう降りる駅。』〜

 2010・第64回こども読書週間が、10月27日(水)からはじまります。 期間は、11月9日(火)までの2週間。
 標語は『気がつけば、もう降りる駅。』に決定。 学校帰りの列車の中、本を読むのに夢中になり、頭はすでに本の世界へ。 次へ次へと読んでいくうちに、気づけば、もう自分の降りる駅に・・・。 そんな情景が浮かんでくる今回の標語ですが、今の子ども達にも、 そんな体験をしてもらうため、本をすすめてみてはいかがでしょうか。

  終戦まもない昭和22年、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているなかで 「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、 出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わって、 11月17日から、第1回『読書週間』が開催されました。
  そのときの反響はすばらしく、翌年の第2回からは期間も10月27日〜11月9日 (文化の日を中心にした2週間)と定められ、この運動は全国に拡がっていきました。
  そして『読書週間』は、日本の国民的行事として定着し、日本は世界有数の 「本を読む国民の国」になりました。

  いま、電子メディアの発達によって、世界の情報伝達の流れは、 大きく変容しようとしています。しかし、その使い手が人間であるかぎり、 その本体の人間性を育て、かたちづくるのに、「本」が重要な役割を果たすことはかわりありません。
  暮らしのスタイルに、人生設計のなかに、新しい感覚での「本とのつきあい方」を とりいれていきませんか。

 当協会では、昭和46年から北海道学校図書館協会、北海道読書運動推進協議会の協力のもとに、 毎年、「北海道青少年のための200冊」を選定推奨し、道内の学校、子ども文庫・地域文庫、 さらには家庭の皆さんに大いに活用してもらっています。
 今年も、10年度版「北海道青少年のための200冊」 を選定し、6月中に関係者などにリストを作成し配布しています。
 また、啓発用ポスターも作成し、読書推進運動に努めています。


  
(関連サイト)
北海道学校図書館協会 (http://www.hokkaido-sla.jp/)
北海道立図書館 (http://www.library.pref.hokkaido.jp/)
国際子ども図書館 (http://www.kodomo.go.jp/index.jsp)