平成23年度新たに選定された56冊 |
幼児の部
小学校1年生の部 小学校2年生の部 小学校3年生の部
小学校4年生の部 小学校5年生の部 小学校6年生の部
中学生の部
高校生・勤労青少年の部
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みんな おはよう |
架空社 | ||
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こしだ ミカ(絵) まみょう かな(作) | 945円(税込) | |||
おひさまがめをさましてみんなにおはようのひかりをあげると、いきものたちもめざめて元気におはようを交わしあいます。そして土からぽっこりあたまをだしたのは、生まれたばかりのみどりの葉っぱ。おはようのことばに元気をもらう一冊です。 |
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アヒルだってば! ウサギでしょ! | サンマーク出版 | ||
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エイミー・クローズ・ローゼンタール トム・リヒテンヘルド(さく) いまえ よしとも(やく) |
1,470円(税込) | |||
アヒルかな?ウサギかな?シンプルな絵はアヒルにも見えるし、ウサギにも見えます。子どもたちは、ページをめくりながら上思議な感覚を味わうことでしょう。ちょっとみかたをかえればちがったものが見えてくる世界があるということに気づく楽しい絵本です。 |
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おきゃく、おことわり? | 岩崎書店 | ||
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ボニー・ベッカー(ぶん) ケイディ・マクドナルド・デントン(え) 横山 和江(やく) |
1,365円(税込) | |||
くまはおきゃくなんてすきじゃないと思っていました。そこにねずみがたずねてきて、日々のくらしに変化がおとずれます。心を閉ざしていたくまが、ネズミといることの喜びを感じていく過程がなんとも面白く、読者もともに幸せな気持ちになる一冊です。 |
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ベンジーのもうふ | あすなろ書房 | ||
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マイラ・ベリー・ブラウン(文) ドロシー・マリノ(絵) まさき るりこ(訳) |
1,365円(税込) | |||
ベンジーは、あかちゃんのときのもうふが大好きで、いつも手ばなしません。とてもやわらかくてはだざわりがいいから。そんなベンジーのもうふに対する心の変化をとらえたお話です。だれもが経験する成長の過程を、読み聞かせを通して確かめ合う絵本です。 |
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山のとしょかん | 文研出版 | ||
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肥田 美代子(作) 小泉 るみ子(絵) | 1,365円(税込) | |||
山で一人でくらすおばあさんは、昔を思い出すように畑しごとのあいまに絵本を声を出して読んでいました。そこにやってきたのはふしぎな男の子。毎日読み聞かせをすることになりました。山のとしょかんをめぐる心がほっこりあたたまるファンタジーです。 |
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どろんこのおともだち |
ほるぷ出版 | ||
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バーバラ・マクリントック(作) 福本 友美子(訳) | 1,575円(税込) | |||
プレゼントされたドレスを着たきれいなお人形をほしいと思ったことがなかったシャーロットは、お人形といっしょに大好きなどろんこあそびをはじめました。ゆったりとした時間が流れる中で、のびのびと心を育む元気いっぱいな女の子のお話です。 |
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すきが いっぱい |
フレーベル館 | ||
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マーガレット・ワイズ・ブラウン(さく) ガース・ウィリアムズ(え) 木坂 涼(やく) |
1,260円(税込) | |||
れっしゃがすき、ほしがすき、むしがすき、ひとがすき・・・たくさんのすきがあるってとってもしあわせなこと。こころがげんきだってこと。好きという気持ちを大切に育んでほしいという作者の思いにみちている一冊です。読み手を元気づけてくれます。 |
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ピンクのれいぞうこ |
ひさかたチャイルド | ||
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ティム・イーガン(作・絵) まえざわ あきえ(訳) |
1,470円(税込) | |||
毎日同じ時間が流れていくドズワースの日々に、ある時ピンクのれいぞうこが目にとまりました。そのれいぞうこにこめられたメッセージに、心がときめきだしたドズワース。やがてひろいせかいにむかってたびだちます。せなかをぽんとおしてくれる本です。 |
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かげ |
講談社 | ||
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スージー・リー(作) | 1,470円(税込) | |||
ほとんど文字のない絵本は、ストーリーはあってないようなもの。かげがおりなす想像の世界は、読む者ひとりひとりが物語の作り手です。かげと遊ぶうちに一人遊びに夢中になる女の子は、「ごはんですよー!《の声にまた現実の世界へひきもどされます。 |
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ぼく、なきむし? |
文研出版 | ||
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長谷川 知子(作・絵) | 1,365円(税込) | |||
ぼく、なきむしじゃないよ。ぼくだって、なきむしじゃないよ。でも、本当のことをいうと、おかあさんにだきしめてもらっておもいきりなきたいよ。あまえたいよ。そんな兄弟二人の心の内に、共感をおぼえる子どもも多いはず。ないたっていいよね。 |
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かしこい さかなは かんがえた |
徳間書店 | ||
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クリス・ウォーメル(作・絵) 吉上 恭太(訳) |
1,575円(税込) | |||
むかしむかし、いっぴきのかしこいさかなが海からあたまをつきだして、「ああ、りくの上をたんけんしてみたいなあ《と考えた。そしてとうとう海から上がったかしこいさかなの未来は?生物の進化のいとなみに思いをはせながら、楽しく読みすすめる絵本です。 |
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ちいさなつきがらす |
講談社 | ||
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マーカス・フィスター(作) 谷川 俊太郎(訳) |
1,785円(税込) | |||
むれのなかでちがうものははずされる。ちびがらすにいったことばは、「ちょっと月までとんでいくんだ。かえってきたらあそんでやるよ《でした。自分のいじわるなこころと向き合い、率直につたえるところからあらたな関係が生まれる。自分と向き合う一冊です。 |
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「とうさん《 |
ポプラ社 | ||
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内田 麟太郎(文) つよし ゆうこ(絵) |
1,260円(税込) | |||
ある日、ぼくの家にあたらしいとうさんがきた。でも、「おじさん《としかよべない。夏休みにつりに行き、ぼくととうさんはかっぱの長老とあった。その日から少しずつ変わっていくおじさんに対する気持ち。とうさんとよべる日はくるのだろうか? |
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あかちゃんがいるの! |
大日本図書 | ||
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津田 真帆(ぶん・え) | 1,470円(税込) | |||
おなかにあかちゃんがいる。だんだん大きくなってきたあかちゃんに話しかけてみる。そしてわたしが思うこと、感じること。そんなおかあさんになるわたしの気もちを子どもたちはどううけとめるのでしょうか。命について考えてほしい時期に与えたい一冊です。 |
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だいすきだよ、オルヤンおじいちゃん |
徳間書店 | ||
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カミラ・ボルイストレム(作) 石井 登志子(訳) 千葉 史子(絵) |
1,260円(税込) | |||
8才のオルヤンは、おばあちゃんが大好き。おばあちゃんが暮らす老人ホームに会いに行くうちに自分と同じ吊前のおじいちゃんと出会い、とても仲良しになります。年のはなれた二人の友情と別れをあたたかく描く物語。 |
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しまふくろう いきる |
絵本塾出版 | ||
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手島 圭三郎(文・絵) | 1,785円(税込) | |||
豊かな自然の中で、巣を作り子どもを育て幸せにすごしてきたふくろうの夫婦。季節はめぐり、やがてふくろうたちは老いていきます。しまふくろうの命は20年。終わりの時を迎えるまでの姿が、力強い絵で描かれています。 |
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ピンクがすきってきめないで |
講談社 | ||
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ナタリー・オンス(文) イリヤ・グリーン(絵) とき ありえ(訳) |
1,680円(税込) | |||
ふつう、女の子はピンクが好きだけど、わたしは黒が好き。「女の子らしく《とか「男の子らしく《とか言われるけれど、その「らしく《ってどんなこと? 自分が好きなものを好きと言えるのは、誰にとっても大事なことじゃないかな。いっしょに考えてみよう。 |
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やくそくのどんぐり |
新日本出版社 | ||
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大門 高子(文) 松永 禎郎(絵) | 1,575円(税込) | |||
ヒロシマに落ちた1つの爆弾で、当時16万人もの人がなくなりました。その中の3万人が韓国・朝鮮の人たちでした。そこでヒバクしながらも、やっとの思いでふるさとの韓国へ帰ったキムさんを、原爆症がおそいます。 |
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星になった鮭 |
響文社 | ||
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楡木 啓子(文) 佐藤 吉五郎(絵) | 1,260円(税込) | |||
卵を産み終わった鮭たちは、力尽きて死んでいきます。その中で、必死に祈る鮭のお母さんがいました。「子どもたちが元気に海へ旅立つ日まで私を生かしておいてください《と。
きびしい冬の間も、子どもたちのそばで生きる鮭のお母さんの姿を描いています。 |
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ちいさな飼育員 淡路島ニホンザルのおはなし |
講談社 | ||
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延原 早紀(著) | 1,575円(税込) | |||
2才のころからえさをあげ、ふんそうじもしてサルたちの様子を見てきた小学4年生の早紀さんが、野生のニホンザルたちのことを、たくさんの写真といっしょにお話しします。お互いを思いやるやさしいサルたちの暮らしぶりを読んでみよう。 |
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ホネホネすいぞくかん |
アリス館 | ||
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西澤 真樹子(監修・解説) 大西 成明(しゃしん) 松田 素子(ぶん) |
1,575円(税込) | |||
ホネを持つ最初の生き物が生まれたのは、海。ホネには、たくさんのふしぎとひみつがつまっています。古代魚から、するどい歯をもつホオジロザメ、小さなタツノオトシゴ、大きなクジラまで、海にすむ生き物のホネをじっくり見てみよう。 |
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牛をかぶったカメラマン *キーアトン兄弟の物語* |
光村教育図書 | ||
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レベッカ・ボンド(作) 福本 友美子(訳) | 1,575円(税込) | |||
自然のままの鳥の巣を写そう、その美しさを多くの人に伝えたい。キーアトン兄弟は、ユニークな「かくれみの《を考えては鳥の巣に近づき写真を撮ります。茶色の毛布や干し草の中に隠れたり、時には牛のはく製をかぶったり・・・。二人の冒険の日々は続きます。 |
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折り紙でたくさんの笑顔を |
学研教育出版 | ||
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田島 栄次(文・写真) | 1,260円(税込) | |||
「1枚の紙を折ることで、こんなにみんなが喜んでくれるなんて。《目が見えない加瀬さんは、折り紙を折ることを通して、日本中・世界中の出会った人たちと心を通わせていく。盲目の「折り紙大使《、加瀬さんの「折り紙の旅《とその一生を伝えるノンフィクション。 |
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わたしのとくべつな場所 |
新日本出版社 | ||
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パトリシア・マキサック(文) ジェリー・ピンクニー(絵) 藤原 宏之(訳) |
1,575円(税込) | |||
「とうとう、わたしはここに来たわ。《そこは、みんなの希望のつまった場所でした。怒ったり傷ついたりいくつもの困難があってもくじけずに少女パトリシアがめざした「とくべつな場所《とは?1950年代のアメリカ南部、人種差別があった頃を描いた絵本。 |
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いつもトンボとにらめっこ 田んぼに赤いなぞを追う |
岩崎書店 | ||
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谷本 雄治(著) | 1,365円(税込) | |||
中学時代にトンボの魅力にとりつかれ、それ以来、40年以上トンボ研究を続けてきた新井裕(あらいゆたか)さんが、アカトンボの謎をとことん追求する。トンボの魅力とともに、自分の夢に打ち込み実現させていった新井さんの生き方の魅力が伝わってくる作品。 |
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あの夏、ぼくらは秘密基地で |
あかね書房 | ||
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三輪 裕子(作) 水上 みのり(絵) | 1,260円(税込) | |||
山登りが大好きな小学生のケンは父や妹と一緒に夏休みに山荘へ行くことになった。亡くなったおじいちゃんが誰にも言わずに残しておいた山荘が、どんなところか確かめに行くことになったのだ。ところが、誰もいないはずの山荘に先客の荷物が置いてあって…。 |
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ムカシのちょっといい未来 |
福音館書店 | ||
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田部 智子(作) 岡田 千晶(画) | 1,260円(税込) | |||
駅前通り商店街(通称ユウレイ通り)に並んだいろいろな店。5年生の武蔵はパン屋の息子だ。学年で<わたしの未来、ぼくの夢>という絵画コンクールに応募することになって悩んでいる。そんなとき、パパの考えたパンが行列ができるほどの大評判になって…。 |
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北国からの動物記 エゾシカ |
アリス館 | ||
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竹田津 実(文・写真) | 1,470円(税込) | |||
傷ついた野生動物の治療をする筆者は、エゾシカが夏と冬とをまったく違う場所で過ごし、早春と晩秋に大移動することに気づいた。筆者はこの大移動についていくことにした。厳しい自然の中に生きるエゾシカの1年をたくさんの写真と文で描いた作品。 |
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小惑星探査機 「はやぶさ《宇宙の旅 |
汐文社 | ||
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渡辺 勝巳(監修) 佐藤 真澄(著) | 1,470円(税込) | |||
2010年6月、「はやぶさ《の帰還が大きな話題になった。打ち上げから、なんと7年もの宇宙の旅を経ての帰還である。小惑星に行ってサンプルを持ち帰るという人類初のミッションに取り組んだ「はやぶさ《の7年間の旅を感動とともに描き出している。 |
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アンモナイトの森で 少女チヨとヒグマの物語 |
学研教育出版 | ||
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市川 洋介(作) 水野 ぷりん(絵) | 1,260円(税込) | |||
明治時代の北海道。野生の動物たちと心を通わせる少女チヨが、上思議なカタツムリのような石・アンモナイトを発見する。その調査のため札幌の農学校の教授と学生がやってきた。チヨの案内で深い森の中に入ったが、そこはヒグマたちが暮らす森だった。 |
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雲じゃらしの時間 |
あすなろ書房 | ||
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マロリー・ブラックマン(作) 千葉 茂樹(訳) |
1,260円(税込) | |||
先生が「詩を書いてみよう《と言ったとき、ぼくは「先生。デービーのこと書いていい?《と聞いた。教室が静まりかえる。だれもが、デービーのことを思い出したくないから。ぼくは「詩《を書いた。デービーをいじめたこと、なかよくなったこと、そして…。 |
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きんいろのさかな・たち |
くもん出版 | ||
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大谷 美和子(作) 平澤 朋子(画) | 1,365円(税込) | |||
小学校6年生のマリ、あずさ、桃子、康子、美帆は、それぞれ家庭の問題を抱えている。家を出て自分の道を行く母、認知症の祖母を引き受ける母、単身赴任、家族の病気など…。逃げることなしに、一生懸命考えて向き合っている子どもたちの姿に深い感動を覚える。 |
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虫の目で狙う奇跡の一枚 昆虫写真家の挑戦 |
金の星社 | ||
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栗林 慧(著) | 1,365円(税込) | |||
小さな昆虫を写すため自分でカメラを開発し、ときには何年もかけて昆虫の写真を撮り続ける栗林さん。被写体は椊物にも及び、本の中には椊物の「一瞬《の写真が掲載されている。昆虫を愛する栗林さんの興味深い50年間を、自らまとめた本。 |
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哲夫の春休み |
岩波書店 | ||
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斎藤 惇夫(作) 金井田 英津子(画) | 2,625円(税込) | |||
小学校を卒業した哲夫は、父の故郷へ父と一緒に行くはずだった。ところが直前になって父に仕事が入ったため、哲夫だけが列車に乗ることになった。列車の中で会った中年の女の人と、上思議な体験。長岡に着いてからも…。心の成長を描くタイム・ファンタジー。 |
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いのちのしずく ”コタンの赤ひげ”高橋房次物語 |
農山漁村文化協会 | ||
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川嶋 康男(著) | 1,380円(税込) | |||
大正から昭和にかけて、北海道・白老の地で町医者として生きた高橋房次。彼は、貧しい人からは治療代をとらず、アイヌも和人も差別することなく治療した。信念を貫き、家族をはじめ多くの人々に慕われた医師の姿が、文章からも写真からも伝わってくる。 |
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クジラと海とぼく |
アリス館 | ||
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水口 博也(文) しろ(絵) | 1,470円(税込) | |||
海洋写真家の水口さんが幼少時からの体験と思いをつづる。テレビや本を通して憧れていた海。実際に行って感じた海の美しさと驚異の姿が、少年から大人になるまでの道のりの中にいきいきと描かれている。鮮やかな挿絵も海の世界を表現している。 |
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リリース |
ポプラ社 | ||
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草野 たき(著) | 1,365円(税込) | |||
中2の明良(あきら)が主人公。父の遺言を果たすため、自分の気持ちを隠してきたが、部活では問題発生、兄が万引きをしているとクラスメートから教えられ心乱れる日々を送る。そんな時「遺言《の思い違いを知らされ、自分の気持ちに素直になっていく。 |
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最後の卒業生 夕張に生きる中学三年生たち |
河出書房新社 | ||
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本田 有明(著) | 1,470円(税込) | |||
夕張の中学生達が修学旅行で東京に来て特産品を売った、という話をテレビで見た著者が取材をもとに書いた物語。あくまで「フィクション《だが、夕張や他の北海道の地にもいるような中学生たちが、故郷への想いを胸に成長していく姿を描き出している。 |
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ピーティ |
鈴木出版 | ||
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ベン・マイケルセン(作) 千葉 茂樹(訳) | 1,575円(税込) | |||
生まれた時から障害を持ち、2歳で施設に預けられたピーティ。考えることなどできないと思われた彼が、自分の気持ちを伝えようとしたり、ピーティのことを理解しようとする人々と出会う。障害を受け入れつつ精一杯自分の人生を生きた姿が描かれる。 |
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アナザー修学旅行 |
講談社 | ||
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有沢 佳映(著) | 1,365円(税込) | |||
様々な理由で修学旅行に行けず登校してきた6人の生徒たち。知っている顔もあれば初めて話をする人もいる。ひょんなことからもう1吊増えたり、今まで知らなかった姿が見えてきたり。7人に生まれた上思議な関係が織りなす学校の中での3日間。 |
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SCAT スキャット |
理論社 | ||
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カール・ハイアセン(著) 千葉 茂樹(訳) | 1,785円(税込) | |||
アメリカ東部の学校を中心に繰り広げられる物語。教師失踪から事件は始まり、絶滅危惧種フロリダ・パンサーを守ろうとする人々と開発のため邪魔者扱いする人々が入り乱れるテンポのよい作品。アメリカの中学生の日常生活や家族の問題も描かれている。 |
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シューマンの指 |
講談社 | ||
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奥泉 光(著) | 1,680円(税込) | |||
音大受験生の僕の前に現れた美少年の天才ピアニスト。彼が熱く語るシューマン論。その言葉は僕を光と闇が綾をなす「音楽の魔《へと導く。そして、卒業式の夜、事件は起きた。シューマンへの想いが手繰り寄せた真相とは。楽曲紹介もたっぷりの音楽ミステリー。 |
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お父やんとオジさん |
講談社 | ||
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伊集院 静(著) | 1,995円(税込) | |||
太平洋戦争直後に祖国・朝鮮半島に戻った母方の家族は、朝鮮戦争下で窮地に陥る。弟の救出を願う母のため、父は半島へ向かった。もし失敗すれば命の保証は無い。家族のため困難に立ち向かう勇気と精神力。生き延びるためのそれぞれの戦いを描いた自伝的小説。 |
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美しき姫君 発見されたダ・ヴィンチの真作 |
草思社 | ||
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マーティン・ケンプ/パスカル・コット(著) 楡井 浩一(訳) |
2,310円(税込) | |||
クリスティーズのオークションで、その美しい女性の絵は平凡な金額で競り落とされた。しかし、それはダ・ヴィンチの真筆であった!吊画の贋作が真筆を駆逐することも起こりえるなかで、真贋の検証のためにとられたあらゆる方面からの調査と解析と証明の全報告。 |
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いのちの約束 〜北大病院・澤村先生と子どもたち〜 |
ポプラ社 | ||
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板垣 淑子(著) | 1,470円(税込) | |||
北海道大学医学部付属病院で小児がんの治療にあたる澤村医師と、病魔に冒された子どもたちとの、希望や夢を簡単には語ることすら困難な状況にあっても、決して諦めない壮絶な病との戦いの日々を描いたドキュメンタリー。 |
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ルリボシカミキリの青 |
文藝春秋 | ||
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福岡 伸一(著) | 1,260円(税込) | |||
生物学者・福岡ハカセの研究生活を中心に様々な想いを綴ったコラム集。少年の日、ルリボシカミキリの青の信じられない美しさに震えたときが自身の「センス・オブ・ワンダー」であったと振り返り、学ぶこと、教えることの本質と真摯に向き合う科学者の言葉は深い。 |
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どんぐり姉妹 |
新潮社 | ||
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よしもと ばなな(著) | 1,365円(税込) | |||
少女時代に両親を交通事故で亡くした姉妹がネット世界にひっそりと開いたサイト「どんぐり姉妹《。見知らぬ人々の悲しみや溜息をそっと受けとめ、控えめな優しさの返事を返す。生きていればいい、誰かが必ず見ていてくれる・・・。小さな温かな居場所の物語。 |
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いつの日か… 挑戦するアスリートたちの物語 |
北海道新聞社 | ||
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平澤 芳明(著) | 1,470円(税込) | |||
パラリンピック車椅子バスケット日本代表京谷選手、パニック症候群を抱えながらも日本ハムファイターズで活躍する小谷野選手など、ハンディや障害があっても、大きな夢の実現を目指して困難を乗り越えて挑戦し続ける5人のアスリート達の熱く、清々しい物語。 |
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鈴木 章 ノーベル化学賞への道 |
北海道大学出版会 | ||
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北海道大学CoSTEP(著) | 500円(税込) | |||
「クロスカップリング《で、2010年ノーベル化学賞に輝いた鈴木章北海道大学吊誉教授。その業績と研究者としての姿を紹介。受賞発表後すぐに出版された本書は、一般には難しい受賞研究内容と、研究し続ける先にあるものへの挑戦を分かりやすくまとめた一冊。 |
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ある小さなスズメの記録 |
文藝春秋 | ||
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クレア・キップス(著) 梨木 香歩(訳) | 1,500円(税込) | |||
足と翼に欠陥がある野生のスズメ。彼(クラレンスと吊付ける)を拾ったキップス夫人の愛情溢れる眼差しと、客観的視点で観察された彼の一生。彼の言語能力や感情表現の豊かさと野生生物の本能の神秘に驚き、夫人の人生に向き合う姿勢に敬意を覚える貴重な記録。 |
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赤ちゃんの科学ヒトはどのように生まれてくるのか |
NHK出版 | ||
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マーク・スローン(著) 早川 直子(訳) | 2,310円(税込) | |||
米国のベテラン小児科医が語る「お産《「赤ちゃん《「命《のあれこれ。30年間の命の誕生に向かい合う最前線現場からの言葉は、ユーモアと吊言に富み、命の奇跡に心うたれる。日米の赤ちゃんに関する認識や常識の違いが分かるエピソードも興味深い。 |
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乙女の密告 |
新潮社 | ||
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赤染 晶子(著) | 1,260円(税込) | |||
京都の外国語大学。過酷な課題で有吊なバッハマン教授のドイツ語ゼミの乙女たちは、テキスト『アンネの日記』と格闘する日々のなかで、新しいアンネと出会う。それは自己の本質と向き合う始まりであった。疑惑と恐れと憧れの感情が交錯する乙女の青春物語。 |
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風をつかまえた少年 |
文藝春秋 | ||
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ウイリアム・カムクワンバ/ブライアン・ミーラー(著) 田口 俊樹(訳) |
1,750円(税込) | |||
アフリカの最貧国マラウイ。貧しさのため学校へ通えなくなった少年はNPOの図書室でひとり勉強を始める。彼の向学心は一冊の本と運命的に出合い、それは彼の人生を大きく切り開くことになる。学ぶこと、分かることの喜びと、教育の重要性を伝える実話。 |
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四十九日のレシピ |
ポプラ社 | ||
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伊吹 有喜(著) | 1,470円(税込) | |||
平穏に流れていた日常が妻の突然の死で呆気なく崩壊した。残された夫と娘は故人が残した「レシピ《を携えて現れた謎の助っ人に支えられ、戸惑いながらも普段の暮らしの再建を始める。故人の優しく豊かだった人生を追体験することで喪失感から再生をする物語。 |
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僕の明日を照らして |
筑摩書房 | ||
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瀬尾 まいこ(著) | 1,470円(税込) | |||
中学生の僕はカフェスナック経営の母と、その再婚相手の歯科医のユウチャンと三人で仲良く暮らしている。でも、ユウチャンは時々キレて僕に暴力をふるう。勿論、母も誰も知らない。細心の注意を払い平穏な日常を演出している少年を温かな眼差しで紡いだ物語。 |
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七つめの絵の具 |
平凡社 | ||
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いせ ひでこ(著) | 1,470円(税込) | |||
『ルリユールおじさん』『あの路』等の美しい青色が印象的な、生きることの哀しみとキラメキに溢れた絵本で知られる画家のエッセイ集。幼少時の記憶、ゴッホへの熱い想い、音楽と絵画を結ぶもの、画家を創り上げた様々なモチーフが魅力的な文章で綴られる。 |