平成29年度「子供・若者育成支援強調月間(11月)」の
実施事業について

  内閣府が主唱する11月の「子供・若者育成支援強調月間」が終了しました。
  本年も関係省庁、地方公共団体、関係団体等が、子供・若者育成支援に関する国民運動の充実と 定着を図るための運動期間とするべく、期間中、全国各地で様々な事業が行われましたが、 当協会が実施した事業をご紹介いたします。

平成29年度青少年育成運動活性化研究協議会を開催

  本研究協議会は、道内各地で青少年の育成運動に取り組んでいる関係者の方々を対象に、 運動の現状や課題、今後の進め方について共通理解を深め、地域における今後 の青少年育成運動の活性化を図るため毎年開催しており、今回、11月8日に札幌市で開催しました。
  基調講演に、北翔大学教育文化学部心理カウンセリング学科准教授の飯田 昭人 氏を迎え、 「子どもの“こころ”の揺らぎと成長 -大人の役割をもう1度考える-」と題し、 現在の子どもの現状(いじめ、児童虐待、発達障害など)や、子どもや家族に関わる上で求められる視点、 また、大人に求められる役割などのお話しをいただき、午後からは、3つテーマを設けた分科会を開き、 活発な意見交換や研究協議を行い、今後の活動に役立てました。

青少年問題を考える地域懇話会(釧路町)を開催

  この地域懇話会は、青少年の育成に係る有識者と地域で育成活動をしている実践者が、地域の取組を踏まえ、 青少年育成活動のあり方などについて話し合い、今後の活動につながるよう開催しており、 今回、11月11日に釧路町において、釧路町青少年育成協会、釧路管内北海道青少年育成運動推進指導員会と 共催し、開催しました。

  懇話会のテーマは「子どもの貧困について ~地域の大人が何をすべきか~」に設定し、 話題提供者に、北海道教育大学釧路校講師の木戸口 正宏 氏をお招きし、 釧路管内における子どもの貧困の状況や今後の課題や対応などについて お話しをいただきました。
  その後、参加者がグループに分かれ意見交流を行い、 これからの子どもの貧困問題に対する活発な意見や情報共有等が交わされました。

「道民家庭の日」絵画コンクール2017入賞作品展を開催

  11月15日~17日に道庁1階の道民ホールで開催し、 小学校と中学校の部で最優秀賞(北海道知事賞)、 優秀賞(北海道教育委員会教育長賞)、優良賞(当協会々長賞)、佳作を受賞した 36点の作品を展示しました。
  会場には、青少年の健全育成に係るパネルを展示したほか、 「道民家庭の日」のリーフレットやポケットティッシュを配付し、 3日間で約370名の来場者で賑わいました。

「道民家庭の日」PR活動を市内各地で実施

  「道民家庭の日」PR活動として、アリオ札幌で開催された 「第10回北海道うまいもの見~つけた!」ステージイベント(11/4)に参加したほか、 札幌ドームで開催された「HAPPY MAMA FESTA 2017」のゆるキャラ大集合イベント(11/23)に出演するなど、 積極的に広報啓発を展開しました。
 また、毎月実施しているJR札幌駅の街頭啓発では、道・道警・道教委との共催により、 啓発資材を配付し、家族の大切さについて呼びかけをしました。


関係機関・団体の青少年育成研修会に講師を派遣

  『講師派遣事業』では、市町村や青少年育成団体等が開催する研修会に、 当協会の専門指導員を講師として派遣しており、今回、2箇所の研修会に出向き、 講演を行いました。

◆空知青少年育成運動推進指導員会研修会
  (岩見沢市/11月27日)
  演題 「青少年問題を考える」
         ~子どもたちのスマホ・ネット問題の現状と推進指導員の役割とは~
◆美幌町青少年育成指導員等研修会
  (美 幌 町/ 11月30日)
  演題 「青少年育成活動の現状と課題」
        ~これからの青少年育成活動とは~


北海道青少年基金を造成するための募金活動を実施

  当協会では、北海道青少年基金から生じた運用利子により、道内の青少年団体・グループが行う 自主的な社会参加・体験活動等に助成しております。
  さらなる青少年の自主的な社会参加活動等を促進し基金の増額を図るため、 北海道青少年基金の概要を周知し北海道職員、自衛隊員、道内関係団体などに対し、基金協力要請を行いました。

「子供・若者育成支援のための地域連携推進事業中央研修大会」に参加

  本研修大会は、 内閣府主催により各地域における青少年育成指導者や青少年育成に関する活動 を行う関係者を対象に毎年開催されており、今年は27~28日の2日間、東京都で開催されました。
  北海道からは、4名の推進指導員と当協会職員が参加し、子供・若者に対する諸問題や日頃の活動の 課題の再確認、対処能力の向上など今後の活動に役立つ内容の研修を受講しました。