はじめに
 「子どもの権利条約」は、世界中のすべての子どもたちが基本的人権と人間の尊厳をもつことを願って、1989年に国際連合で採択されました。今日では、190の国(1997.2.26現在)がこの条約に賛成し、条約の内容を実現することを約束しています。
 この条約でいう「子ども」とは18歳未満の子どもたちすべてをさします。
 「子どもの権利条約」は、全部で54条から成っていますが、このパンフレットでは、中学生・高校生のみなさんに、特に知ってほしい条項を選んで、わかりやすく解説しています。
 「子どもの権利条約」を批准した国は、この条約の存在と内容をたくさんの人に知らせる義務があります。 大人にも、もちろん子どもにも。
子どもはみんな平等

 子どもは、自分や家族の人種、皮膚の色、性別、宗教、考え方や地位などで差別されることはありません。
 すべての子どもはみんな平等に、この条約に定められた権利をもっています。
 国は、子どもが、親や家族の地位、活動、意見などを理由に、差別をうけたり、処罰されることから守る努力をします。


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