自由な考えを、
自由なかたちで、
自由に伝えよう
プライバシーは守られる
 子どもには、自分に関係するすべてのことについて、自由に発言する権利があります。 また、大人は、子どもの年齢や成長を考え、意見を聞く必要があります。
 子どもはいろいろな情報や知識を知ることができ、また、自分の考えや信念を人に伝えることもできます。 伝える方法に決まったかたちはありません。 口頭でも、文章でも、絵でも、音楽でも、自分の気持ちを自分なりに好きな形にして表現する自由をもっています。
 さらに、同じ考えや同じ趣味の仲間たちと、グループを作ったり、集まったりする権利や、宗教を選ぶ権利もあります。
 でも、これだけは覚えていてください。 自由に考えたり、発言したり、集まったりする権利の基本には、大切な約束ごとがあります。 それは、他の人の権利や心身を傷つけたり、社会生活の安全を害したりするような方法はいけないということです。 その範囲は、法律で決められています。
 自分のことや家族のことで人に知られたくないことや、大切な手紙や日記などを勝手にのぞかれたり、そのことで名誉や信用を不法に傷つけられることはありません。子どもは、そういうことが起きないように、法律で保護されます。

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