親には子どもを
育てる責任がある
子どもは虐待から守られる
 子どもを育てる責任は、すべての父親と母親に平等にあります。 なかでも大切なことは、子どもが育っていく過程で、子どもにとってのしあわせを第一に考えることです。 また、子どもを育てる人は、子どもが何かするとき、子どもの年齢や能力に応じてアドバイスしたり、手助けしたりする責任、権利、義務があります。
 国は、親または親代わりの人が子どもを健やかに育てられるように支援し、両親が働いている子どもには、保育を行う施設やサービスを提供します。
 子どもが、自分を育てている人から暴力を受けたり、心を傷つけられたり、ほったらかしにされたり、むりやり働かされたりすることがないよう、国は、あらゆる方法で子どもを守ります。
 何かの理由で家族と一緒に暮らせなくなった子どもや、家族と一緒に暮らすことがしあわせではないと認められた子どもは、家庭以外の所で暮らすことができます。国は、そんな子どもたちを家庭に代わって保護し、育てる場所を提供します。
 大切なことは、子どもが大人になるまで、安心してしあわせに暮らせる場所があることです。

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