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「道民家庭の日」って??

いつの時代でも、青少年の健やかな成長は親の願いであり、社会全体の願いでもあります。少子化や核家族化、情報通信環境の急速な進展など、青少年を取り巻く環境が大きく変化する中で、青少年を良く理解し、支え、育んでいくことは、家庭・学校・地域社会全体の責務です。

なかでも家庭は、家族の安らぎの場であると同時に、温かい人間関係を通して、子ども達が基本的な規範意識や生活習慣を学ぶ場であり、人間形成の出発点となるものです。

このため、当協会では、平成12年7月10日に開催した「青少年の非行防止道民総ぐるみ大会」において、「家庭が果たす役割の重要性を再認識するため、家族が団らんできる機会を持つ日として毎月第3日曜日を『道民家庭の日』」とすることを提唱し、北海道、北海道教育委員会、北海道警察本部とともに普及促進に取り組んでいます。

そして、「道民家庭の日」が家庭から地域へ、地域から社会全体へと普及し、毎日毎日が「道民家庭の日」となるよう道民運動として展開し、次代を担う青少年の健全育成を図るため、「心豊かな青少年を育む環境づくり」に努めていきます。

ちなみに「家庭の日」とは・・・

「家庭の日」運動は、1955年(昭和30年)に鹿児島県の鶴田町で生まれました。 「家同士のつながりは強い反面、家の中の家族の絆が薄れつつあるのではないか、これになんとか歯止めをかける方法はないか」という問題と、加えて、農業を主な産業としたこの町では、ゆっくり休むことすら出来ない農業従事者の多いことに気付かされ、「農休日を設けては」という提案が起こり、この「家庭の日を大切にしたい」という思いと「農休日を設けては」という思いが重なり、「家庭の日」という、日本で初めての試みが産声をあげ、町をあげての運動へと盛り上がったのが始まりです。

「家族ふれあい優待制度」の実施

この制度は、18歳未満の子どもを連れたご家族が、道民家庭の日(毎月第3日曜日)に「家族ふれあい優待制度」に協賛している各店・施設を訪ねた際に、 優待券を提出すると料金の割引などの特典を受けることができます。
 

「道民家庭の日」イメージキャラクター『ほーほーくん』

「道民家庭の日」は、「ほのぼの君」を初代イメージキャラクターとしていましたが、「道民家庭の日」制定15周年を迎えた平成26年度に、新たなイメージキャラクターを全国から募集し、約450点もの作品の中から、『ほーほーくん』を新イメージキャラクターとして決定しました。
『ほーほーくん』は、北海道に縁(えん)のある「フクロウ』がモチーフで、夜の家族の団らんをイメージしています。真ん中の緑のフクロウが『ほーほーくん』、北海道の自然の「緑」が使われています。キャッチコピーは、「ほーんわか、ほーっとする日。」とし、フクロウの鳴き声である「ほーほー」と掛けたフレーズとなっています。
当協会では、平成27年度から各種啓発資料や広報媒体、メディアなどに『ほーほーくん』を登場させ、「道民家庭の日」の更なる普及啓発活動に取り組んでいます。